Vol.58　No.13　2021.12.7発行

先週は火曜日が祝日のため例会はありませんでしたが、この2週間、役目柄多くの会に出席して参りました。

そんな中、西三河中分区会長幹事会の帰り道、豊田中RCの横地会長と言葉を交わす機会がありました。少々アルコールも入りとてもいい顔色になっておられたので「いい色になっていますね。」と声をかけると、「なんといっても足助出身なんで紅葉しているんです。」と返してきました。続けて、「実は香嵐渓のもみじは老木が増え、色づきが悪くなっていて、うちのクラブも植樹をしたんです。1本30万円かかりましたよ。」と。地元の問題を上手く救い上げて奉仕していると感じました。

香嵐渓について少し調べてみました。江戸時代初期に香積寺の三栄和尚が、巴川から香積寺に至る参道にもみじを植えたのが始まりとされます。さらに大正末期～昭和の初めに地元住民によって飯盛山(いいもりやま)に植栽され、現在約4000本のモミジがあるとされます。近年、モミジの色づきの悪化が指摘されていたことから、樹木医による調査を実施した結果、老木とモミジの過密状態が原因と判断され、美しい景観を保つためには過密エリアの約4割の間伐と若い木の植栽が必要と判断されたとのことです。香嵐渓の紅葉を守るために我々の仲間が一役を買っていると思うとうれしい気がいたします。

長期ビジョン委員会でも話題になりましたが、限られた予算の中でできる事業に限りはありますが、そんなに大きな金額でなくても募金ボックスを数回廻して集まる金額でも喜んでいただける支援先はたくさんあると思います。世のため人のために活動している人や団体は数多くあり、支援を求めているところも多いと思います。しかし意識していないと何も気づきません。ロータリアンとしてアンテナ張り巡らし我々を必要としている先を見つけることが大事と感じています。新たな奉仕、奉仕の姿が一つでも見つかることを心より望んでいます。

・11/16　親睦活動渉外委員会に出席
・11/18　第2回岡崎5RC会長幹事会に出席
・11/19　第2回西三河中分区会長幹事会に出席
・11/22　長期ビジョン委員会に出席
・11/26　第2回IM実行委員会に出席
・11/29　クラブ活性化セミナーに出席

プロフィール

昭和25年1月18日　愛知県東加茂郡足助町に9人兄弟の8番目として生まれる。
県立足助高校卒業後、子供のころからの夢を実現するため、オーストラリア　シドニーのテク大学に留学、言語学を修める。
その後、約10年間オーストラリア、ニュージーランド、アメリカの大学で、専門の言語学を研究のかたわら日本語及び言語学を教える。
昭和55年帰国。岡崎市内にて英進会外国語アカデミーを主宰。社会人及び外国人に英語・日本語を教えるかたわら、各地にて講演を行う日々を送り現在に至る。
数年前からラジオ・新聞にて活躍。
ブームやファッションとしての英会話でなく、“自らの心を語る会話”を指導のモットーとしている。

国際化時代といわれる今日、真の国際人たり得るには、どういう視点で物事をとらえたらよいのか。専門の言語学をベースに長年の海外生活体験と洋の東西にわたる歴史・文化等幅広い知識を織り交ぜ、ユーモアたっぷりに語る。その内容は、新鮮で異なった発想力を啓発してくれる。