次回例会案内

9月10日（火）12：30～　岡崎ニューグランドホテル3階

Rotary International District 2760

岡崎南ロータリークラブ

〒444-0052 愛知県岡崎市康生町515番地33　岡崎ニューグランドホテル2階

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入会案内

Vol.60　No.37　2024.6.11発行

例会報告　（第2831回　6月4日）　磯貝泰隆SAA

会長挨拶・報告（小野会長）

小野会長

　鈴木英成さんから「分子科学研究所創設の歴史と史料編纂室の活動」という本を頂き、この中から自然科学研究機構が岡崎に創設された経緯を少し紹介させて頂きます。発端は分子科学に関する研究所の設置を、1945年（戦時中）海軍の要請によって東京帝国大学に輻射線（フクシャセン）化学研究所が設置された時に始まりました。戦後、分子科学の研究の高まりがあり、研究所設立の気運が上がってきました。1950年後半から1970年前半にかけて設立のための準備、会合が開かれました。

1973年12月に分子科学研究所、基礎生物学研究所、生理学研究所の設置場所の候補地が全国数カ所上げられ、愛知県岡崎市もその候補地になりました。その他、京都、静岡も上った様です。設置の条件として研究所を早期に建設するため、費用面から国有地が対象になり、土地の広さ及び早期利用の容易性などの観点から、岡崎の愛知教育大学跡地が最後まで残りました。又、地理的に関東と関西の中間に位置し、名鉄本線の名古屋と豊橋の中間の駅である東岡崎駅から徒歩数分という立地条件もあった様です。

そして、1974年7月6日、分子科学研究所創設準備会議において岡崎（愛知教育大学跡地）に決定されました。

まず、分子科学研究所が昭和50年（1975年）に全国共同利用研究所として発足。昭和56年に岡崎国立共同研究機構が創設され、基礎生物学研究所、生理学研究所と一本化となり3研究所は一体的に運営されることになりました。

平成16年、岡崎3研究所は国立天文台、核融合科学研究所と一緒になり、現在の「自然科学研究機構」になりました。

ここで研究所の研究体制、制度の特徴を一つ紹介させて頂きます。創立当初、外国人研究者に対して6つ程の制度があり、多くの外国人研究者が招聘されて参りました。その結果、現在においても多くの外国人研究者が在籍されています。岡崎南R.C.も長年のお付き合いは、ご承知の通りであります。以上、紹介させて頂きました。また、5月30日に60周年社会奉仕、青少年奉仕事業「3研課外授業じゃない授業」を、安形所長はじめ、3研究所の皆様、市教育委員会、岡崎南R.C.社会奉仕、青少年奉仕の各会員と、実行委員長にも参加を頂き、無事成しとげることができました。関係する皆様はもちろん、皆様方に報告申し上げ感謝いたします。